TL;DR ある環境でビルドできたDockerfileが別の環境でビルドできなかったのは、メモリ制限のせいだった はじめに 理研シミュレータというシミュレータがあります。 RIKEN-RCCS/riken_simulator これは、「京」の次のスーパーコンピュータ「富岳」が採用しているアーキテクチャ「Fujitsu A64FX」のシミュレータです。Gem5というアーキテクチャシミュレータがあり、それにARM AArch64を実装したものです。 これを使うと、AArch64のプロセッサレベルでのシミュレートができるのですが、ビルドに結構手間がかかります。なので、その「手間」をまとめたDockerファイルを作りました。 kaityo256/aarch64env Dockerファイルはこんな感じです。 FROM ubuntu:18.04 MAINTAINER kaityo256 ENV USE