Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 東京大学大学院情報学環とソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)の研究チームが開発した「Derma」は、喉周辺の皮膚にセンサーを張り付け、口パク(無声発話)を音声入力に変換する深層学習を用いたサイレントスピーチインタラクション(Silent Speech Interaction、SSI) だ。 話者の唇や顎(あご)周辺を指で触れ、発話を読み取ろうとする、視聴覚障害者のためのTadoma(触診リップリーディング)法から発想を得ている。Tadoma法では主に唇周辺の皮膚を触って発話を認識しているが、今回の研究ではそれを機械学習により自動化した。さらにウェアラブルでの利用を想定し、より目立ち
![口パクで音声入力、喉に小型センサーで 東大とソニーCSLが技術開発](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/08b45adc3d94db3840922997e477e172d3421194/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2003%2F18%2Fcover_news046.png)