CNN(畳み込みニューラルネットワーク)が実用になる、という話で2013年あたりから活発に業界がそちらに向けて動き始めたという話は過去3回でしてきたが、これに向けた専用プロセッサーの先鞭をつけたのはGoogleだった。 性能/消費電力比が競合と比べて10倍優秀 GoogleのAI向けプロセッサー「Google TPU」 2016年5月に開催されたGoogle I/Oの基調講演で、GoogleはGoogle TPUを発表。絶対性能はともかくとして、性能/消費電力比が競合と比べて10倍優れていると説明した。 AI向けプロセッサーのGoogle TPU。サーバーのSATAディスクエリアに収まる程度の小ささである。下のコネクターはPCIe Gen3 x16だが、独自のものとなっている 競合はおそらくNVIDIAのGPUだが、2016年5月はまだPascalが前月にリリースされたばかりなので、世代的
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