モジュラモノリスで表現する複雑なドメイン領域と境界 / Expressing complex domain regions and boundaries with 'modular monoliths
2020-03-13追記: 「ドメイン駆動設計」のハードルを上げる意図はありません。そもそもそんな特殊技能でもないと思っています。「ドメイン駆動設計が合っているか」を測る材料になるかも?くらいの気持ちで読んでいただけると幸いです。 何度目か知りませんがDDDがまたブームを迎えているようで。DDD難民と言う言葉が出た頃を思うと感慨深いですね。実際難民になったわけではないので肌感覚で知らないのが残念なところですが、これはどうでもいい。 DDD、日本語ではドメイン駆動設計となりますが、DDDを冠していてもドメインが語られることは少ないようです。 数ある書籍もドメインモデリングの話ではなく、ドメインモデルをいかに実装に落とし込むかにフォーカスしていると感じています。 これはこれで仕方ないと言うか、ドメインの話って広く語れないんですよね。 ドメインは領域で境界があって範囲が限定されています。特定ドメ
ChatWork Advent Calendar 2017の10日目の記事です。 こんにちは。かとじゅん([Twitter:@j5ik2o]) です。 何を書こうかと悩んだのですが、社内で意見を聞いたところ、やはりDDD関連がよいとなりました。 Scalaコードでわかった気になるDDD この記事も、もう四年前ですっかり古くなりました。最近どういう観点で実践しているかまとめてみます。(DDD初級者という方は、まず上の記事を読むことをお勧めします) DDDを実践するにあたっての個人的な問題点は2つあります。ひとつは、「いきなりドメインモデルを作ることができない」という問題。もうひとつは、ドメインモデルを作り上げても実装コードに役に立つ振る舞いが思いつかず、いわゆる「ドメインモデル貧血症*1」になりやすいという問題です。このような問題は、僕がコミュニティで関わった多くのエンジニアから耳にします。
DDD連載記事 なぜDDD初心者はググリ出してすぐに心がくじけてしまうのか ドメイン駆動設計の定義についてEric Evansはなんと言っているのか モデルでドメイン知識を表現するとは何か ドメイン駆動設計で実装を始めるのに一番とっつきやすいアーキテクチャは何か ドメイン駆動 + オニオンアーキテクチャ概略 背景 ドメイン駆動設計について、「どうやって実装するのさ?」の前に、まずは定義について認識合わせをしたいと思います。 「ドメイン駆動設計とは何か?」 ドメイン駆動設計について興味を持った時に、一番最初に疑問に思うのがこれですね。 ところが、ググって見ると結構いろんなサイトでいろいろな書きぶりをしているんですよね・・・。 「顧客と開発者が業務を戦略的に理解し、共通の言葉を使いながらシステムを発展させる手法」 ドメイン駆動設計のメリットと始め方(Codezine記事) - 「厳しい現実の中
より詳細なCQRSに関する資料はこちら https://little-hands.hatenablog.com/entry/2019/12/02/cqrs 参考資料:http://little-hands.hatenablog.com/entry/jjug2017fall 社内新規プロダクトでDDD, CQRSの思想をベースとしたアーキテクチャを構築し、コマンド(更新系処理)ではSpring Data JPA(Hibernate)を、クエリ(参照系処理)ではjOOQを採用しました。 結果としてそれぞれのORMの良いところを生かした組み合わせのアーキテクチャが構築できたので、その経緯と得られた知見についてお話ししたいと思います。 以下のようなトピックを考えています。 ・CQRSの定義とメリットデメリット ・DDD,CQRSを検討するにあたってのORMの選定ポイント ・構築したアーキテクチャ
JSUGの勉強会に参加したので、そのメモ。 jsug.doorkeeper.jp 資料は公開されるだろうから、ここでしか聞けないことを中心にメモ(ツイート)したつもりだが、資料に盛り込まれている可能性は十分にある。なお、資料は以下の通り。 ドメインロジックに集中せよ 〜ドメイン駆動設計 powered by Spring from 亨 増田 www.slideshare.net 個人的な感想 ドメイン駆動のセッションや話は「ドメイン駆動はいいぞ」という感じで抽象的な話になりがちなことが多いのだが、今回はフレームワークが限定されたこともあってどのようなオブジェクトをどのように作っていくという具体的な話が聞けて満足だった ビジネスルールとドメインロジック ビジネスルール(契約・法令・明文化されていない商習慣)などがソフトウェア開発の分析対象(もちろん、ビジネスルールがゲームのルールだったりサー
タイトルに書かれていることで全てなのですが、DDDとCQRSの併用について強調している日本語の情報が少ないので、軽くまとめておきます。 CQRS+DDD CQRS(コマンドクエリ責務分離)とは、サーバの機能を「コマンド」(副作用あり)と「クエリ」(副作用なし)で完全に分けちゃおう、という考え方です。そもそも「コマンド」と「クエリ」ではあらゆる要件が異なります。 一貫性: 「コマンド」は整合性のある処理が必要、「クエリ」はあまり気にする必要なし ストレージ: 「コマンド」側は正規化してデータを保存したい、「クエリ」側は非正規な方が効率的 スケーラビリティ: 「コマンド」は全体の負荷の中で占める割合が少ない、「クエリ」は負荷が大きい なので分けちゃうわけですが、 コマンド側 複雑なビジネスロジックが絡むので、ドメイン駆動が活躍 クエリ側 複雑なビジネスロジックがないので、ドメイン層はスキップ
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