![最大80Mbps超、150kbpsなら到達距離1kmのIoT機器向け規格「Wi-Fi HaLow」【ネット新技術】](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/20a8e1bb48e7d1a5ee8920668e98000a171e7cf3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Finternet.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Fiw%2Flist%2F1385%2F179%2FPhoto06.jpg)
東芝は6月9日、原理的に破られることがないとされる次世代暗号技術「量子暗号通信」を使い、世界最長となる600km以上の通信に成功したと発表した。この記録は既存システムの通信距離の3倍から6倍に相当し、実験室での最新の実証でも約500kmが最長だったという。同社は2026年までに実用化を目指す。 量子暗号技術は、「光子」という微弱な光の量子性を利用することで盗聴を防げる一方、光ファイバーが温度変化や振動による影響を受けることから、長距離の通信が困難とされていた。 そこで、同社は2つの異なる波長の光を使って通信中の位相変動を抑制する「デュアルバンド安定化技術」を新たに開発。同社の量子暗号鍵配信プロトコルと組み合わせることで、通信距離を延ばすことに成功した。600kmの際の通信速度は1bit/秒で、従来の記録だった500kmの際の通信速度(0.1bit/秒)に比べても10倍速く、今回の技術で50
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