つまり、「2つの母平均は等しい:」という帰無仮説のもとで t を計算し、その確率を求めれば良い。ただし、上の定理�@に示されるように、2つの母分散は等しいということが前提となる。 したがって、SPSS では、まず等分散の検定を行う。そして、等分散を仮定して良い場合は上の定理に従って確率を求め、等分散が仮定できない場合は自由度の計算式を変え近似的に t 分布として扱う手法で確率を求めている。 2.処理手順 この場合の処理手順を、以下の sample.sav を例として説明する。ただし、ここでの処理の適切な例とは言えない。その理由については、各自考えてみてほしい。あくまでも、処理手順ならびに結果の解釈を説明するための例として用いることにする。 上図が表示されるので、まず「検定変数」つまり検定したい変数を指定する。 左の変数欄で検定したい変数をクリックし、「検定変数」左側のをクリックす