バージョン管理システムは,ソフトウエアを開発する際,複数の版(バージョン)の差分を記録し,修正内容や機能追加を復元,再修正するためのソフトウエアです。例えば,複数の機能を追加した後に,最初に取り入れた機能の不具合が見つかった場合,その部分のコードだけを除去するといった使い方ができます。開発者にとって大変便利な,そして複数人による開発では不可欠なソフトウエアです。 バージョン管理システムを使うには,中央のサーバー(リポジトリ)に複数のソース・ファイルを登録し,必要な部分のみを手元のマシンにコピーします。編集を終えた後,リポジトリに戻すという流れを繰り返します。 無償で利用できるバージョン管理システムとして最初に広く利用されたのが1980年台に開発された「RCS」(Revision Control System)です。RCSには既に安定版や実験版といった“ブランチ”を管理する機能が備わっており
WebDAVのバージョニング拡張 日本語ファイル名の利用とバージョン管理ではドラフトレベルだったWebDAVのバージョニング拡張(DeltaVと呼ばれていた)ですが、2002年3月にRFC 3253としてリリースされました(注)。 ざっと読んだ限り、最終ドラフトから大幅に変わった部分はありません。ただし、追加されたメソッドの数が多かったり既存メソッドの大幅な拡張を伴うということもあり、WebDAVの基本規約であるRFC 2518よりもボリュームが増しています。 今回紹介するのは、RFC 3253の基であるDeltaVの実装の1つ、「Subversion」です。 Subversion DeltaVがRFC 3253としてリリースされ、Apache 2.0が正式リリースされた前後にSubversionの方にも変化がありました。「Version 1.0」という文字列がProject homeペー
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