一ヶ月ほど前にid:mamorukさんからスティーヴン・ジェイ グールドの「ワンダフル・ライフ」とコンラート・ローレンツの「ソロモン王の指輪」をお薦めされたので読んでみた。 ワンダフル・ライフ ワンダフル・ライフはバージェス頁岩と呼ばれる、非常に状態のよい化石が出土する場所から出土した化石についての話を書いた本である。バージェス頁岩からはカンブリア紀の化石が出土するのだが、カンブリア紀というのは現在では見られないような変わった生物がたくさんいたようだ、ということが分かっている。例えば、オパビニアと呼ばれる生き物には目が五つあったそうだ。 読んで見た感想として、著者のいろいろな主張の根拠が弱いように感じられ、個人的には納得感は薄かった。これはあまりしっかりと振り返りながら読まなかったせいもあるかもしれないが、この本にも出てくるサイモン・コンウェイ・モリス(バージェス動物群の再評価にも関わった
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