企業も技術のマネジメントという意識を持って、現場のエンジニアのことを考えてほしい――。IT検証産業協会(IVIA)の第3回定時総会で招待講演を行った、情報処理推進機構(IPA)の渡辺登氏は、集まった経営者陣に向けてそう語った。 IVIAは、IT検証(テスト・評価)に関連する企業や団体によって構成される、IT検証の業界団体。6月18日に行われた定時総会で、招待講演として渡辺氏が「ETSSによる組み込みソフトウェア開発力強化」という講演を行った。渡辺氏はOKI通信システムで約20年、現場のエンジニアとして業務を行ってきており、現在はSEPGとしてプロセス改善に携わる傍ら、IPAで組み込みスキル標準(ETSS)に関わっているという。 渡辺氏は最初に、経済産業省と共同で行っている組み込みソフトウェア産業実態調査に触れた。特にテストエンジニアに着目し、「数としては増えており、不足感も和らいできている
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