派遣エンジニアなら自分の力でIT業界を生き抜ける 戦後最長の好景気と言われながら、一般消費者は好景気だという感触はなかなかもてないでいる。ガソリンなど石油関連製品に加えて、原料を小麦などの輸入に頼る食料品の一部も値上がりし、むしろ不況の中で物価だけが上がっていくスタグフレーションではないかという気もするくらいだ。有効求人倍率も若干下がり気味で、平成19年11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.32倍で前月比0.02ポイント減少した(東京労働局調べ)。 そんな状況だが、ITエンジニアへの採用意欲は強い。職種別有効求人倍率を見ると、事務職が0.5倍(パートを含む)なのに対して、情報処理技術者は5.9倍(パート含む)と相変わらずだ。最近では、システムインテグレータなどIT専業の会社だけでなく、ユーザー企業からのITエンジニア採用も増えている。激変する社会情勢にあわせて、スピーディな経営判断が求め