企業の情報システムにおいて、各種業務システムと会計システムとの連携は大変重要です。、ITエンジニアとして会計システムに触れる人も多いのではないでしょうか。本連載は、そんなITエンジニアを対象に、ITエンジニアとして会計システムに携わった経験のある筆者が会計知識の基礎を解説します。 今回でいよいよ最終回! まずは前回(第2回「イナバ君、簿記を覚えてパン屋さんの決算書を作る」)のおさらいから。前回は、専門用語がたくさん出てきたけれど、ちゃんと覚えているかな? おやつを食べながらしっかり復習してきました(笑)。前回覚えたことは…… ・企業は「簿記」という技術を使って「決算書」を作成する ・「簿記」には一連の流れがあり、それは会社の「取引」を2つの視点で分解することから始まる ・「取引」を分解すると、(1)資産の増加(2)資産の減少(3)負債の増加(4)負債の減少(5)純資産の増加(6)純資産の減