第1回で「業務フロー」、第2回で「機能一覧表とI/O関連図」について説明しました。今回は残りのアウトプットを取り上げて、基本設計フェーズのドキュメント標準を完了させることにします。「DUNGEON」の標準で定義されている基本設計工程のアウトプットは、表1の通りです。
現在使われているの画面システムは、イベントドリブン(駆動)型のアプリケーションが主流です。イベントドリブンとは、画面のロード(呼び出し)やボタンのクリックなど、画面操作イベントをきっかけに処理が実行されるしくみを言います。アプリケーションは、プラットホームにより次のように3つの世代があります。 第1世代では画面単位で処理が行われていました。これは画面上の社員コードや商品コードなど複数項目に入力した状態で、「実行ボタン」を押してはじめて社員名や商品名、単価などが取得され画面上に表示されるしくみとなります。 第2世代とともに登場したイベントドリブン機能により、項目単位で処理が行われるようになりました。例えば社員コードを入力した場合、即座に社員名が取得され画面上に表示されます。コードの誤入力などがあっても、すぐにエラー表示されるのでユーザビリティが高い技法として広く普及しました。 第3世代のWe
【楽々デブドックを書こう!】開発☆ドキュン 第3回:基本設計の“いろは”ドキュ 著者:シンクイット編集部 公開日:2008/02/15(金) ちゃんとわかって書いてます? 2月の特集「楽々デブドックを書こう!」の最終目的は「手戻りを発生させずにシステム開発をスムーズに進める」こと。決して「見栄えのよい開発ドキュメントを書こう」というものではない。本連載「開発☆ドキュン」ではその視点に立ち、よりよい開発ドキュメントの作り方について「妖精さん」と一緒におさらいしている。 さてこの「妖精さん」たちは、デスマーチ一歩手前の状況にある開発現場で死屍累々になっている開発者の皆様を「そっ」とサポートしてくれている頼もしい存在だ。特に「開発☆ドキュン」に登場する「開発ドキュメントの妖精さん」たちは、あなたが意識を失っている間に開発ドキュメントを書いてくれているのである。 …とはいえ、開発ドキュメントの妖精
【楽々デブドックを書こう!】開発☆ドキュン 第2回:要求分析するドキュよ 著者:シンクイット編集部 公開日:2008/02/08(金) 予想以上の反響で妖精さんはもっとがんばります! システム開発をスムーズかつ手戻りを発生させずに進めるには「開発ドキュメント」の存在が欠かせない。2月の特集「楽々デブドックを書こう!」では、さまざまな視点から、この開発ドキュメントについて解説&考察している。 デスマーチ一歩手前の状況にある開発現場では、「ふっ」と意識が遠のいたと思ったら見たことのないコードが書かれていたり、バグが忽然と消え去っていることがないだろうか。これはもちろん「妖精さん」たちの仕業なのである。 本連載「開発☆ドキュン」では、あなたが意識を失っている間に開発ドキュメントを書いてくれている「開発ドキュメントの妖精さん」であるA奈ちゃんとB乃ちゃんの2人の会話を追いかけながら、開発ドキュメン
本記事は日経コンピュータの連載をほぼそのまま再掲したものです。初出から数年が経過しており現在とは状況が異なる部分もありますが,この記事で焦点を当てたITマネジメントの本質は今でも変わりません。 システム構築のあり方が大きく変化しつつある。情報システム部門が作り,利用部門が使うという分担から「使う人=作る人」という図式になった。利用部門がシステム開発の主役になったために,情報システム部門は利用部門の満足度を高めることに熱心だ。ここに大きな落とし穴がある。ともすれば細部にこだわって「蟻の目」になりがちなシステム開発には,広い視点から全体を見わたして状況を把握する「鳥の目」が必要だ。 食品メーカA社では,営業本部長の提案で営業支援システムを構築することになった。社内のパソコン環境もすでに1人一台になったことから,営業担当者にモバイル・コンピュータを持たせることも検討している。そうなれば直行直帰が
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