コンサルティング会社、ミルワード・ブラウン・オプティマーがアメリカを代表する500社の企業価値を調査したところ、1980年、企業価値のほとんどが、オフィスや工場といった不動産や設備、そして在庫などの「目に見える資産」に構成されていましたが、2010年にはその割合は40%前後に落ち込み、残りの60%は目に見えない資産になっているそうで、長い間、P&Gのマーケティングトップとして活躍していたジム・ステンゲル氏は、目に見えない価値の30%以上は「ブランド価値」が占めていると述べています。 ↑30%以上が目に見えない「ブランド価値」(sam deng) ステンゲル氏はさらに、10年間にわたって、ブランド理念の面で、特に優れている50のブランドを調査し、ブランド力が強い企業は、そうでない企業に比べて、投資利益率(ROI)の伸び率が平均で4倍も高く、ビジネス界ではブランド理念を追求し、正しいことをすれ