予備校の人気世界史講師である神野正史氏は、世界史を「暗記」しようとしては、かえって覚えられないと主張する。 固有名詞や年号を無理に覚えようとせず、また各国の歴史をばらばらに勉強するのではなく、「歴史の流れ」を理解することを目指す学習法で、学生によっては1年間で偏差値を20~30上げることができるという。 ここでは、神野氏の新著『暗記がいらない世界史の教科書』より、ローマ帝国と漢帝国の衰退の関係について触れた一節を紹介する。 ※本稿は神野正史著『暗記がいらない世界史の教科書』(PHP研究所刊)より一部抜粋・編集したものです 私が予備校の教壇に立つようになって30余年。その間、数えきれないほどの学生をみてきましたが、私と出逢う前から「正しい世界史学習」をしている学生を見たことがありません。 現実の「世界の歴史」は、各国の歴史が「世界史」という枠の中で密接に関わり合いながら動いています。 それを
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