未購読 ご利用いただくには、購読のお手続きが必要です。 このサイトは朝日新聞デジタルの一部です。朝日新聞デジタルの有料会員(フルプラン)の方は、ログインするだけでお読みいただけます。 谷崎潤一郎記念館(兵庫県)で「春琴抄」の初版本を手にした。「谷崎はユーモアあふれる人だったと思う。話が合ったかもしれません」 この人の周りには透明な空間がある。深津絵里(40)と話をしながら、不思議な感覚にとらわれた。しゃべっているときも、食事をしているときも、その空間はずっと消えない。他人のなかに入りすぎず、自分も含めた場の光景を、どこか遠くから眺めている。そんな視線をもっている。 瑛太(30)は昨年、舞台で深津と共演して同じような印象をもったという。「人との距離の保ち方に、心地よさと、凜(りん)としたたくましさがある。言葉でないところで、なにか言われている気になりました」 本人に理由を尋ねると、「一人っ子
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