2018年3月30日のブックマーク (1件)

  • 氷の化石と水晶と - 森のなかの標本室

    例えばこれを水晶と思うか氷の化石と思うかは、全くの自由である。 かつて、水が徹底的に凍って石になってしまったと信じられてきたものが実は鉱物だったと突き止められた時、そこに立ち会った人物はきっと自然の崇高さに想いを馳せただろう。こんな美しいものが石だなんて、なんて凄いことだろう。 あるいは、石だ石だと言われてそれを素直に信じてきた誰かが、実は水晶に混じって物の氷の化石を手に入れたと知った時、その人物もまた、自然の不思議さに圧倒されるだろう。こんな面白いことが、こんな身近にあるなんて。 研究室はどちらかというと「水晶」よりも「氷の化石」をお見せする立場にあるが、それは推奨ではなく提案である。慣れきって気にも留めなくなった日常に突如舞い込んだ不思議を堪能しても良い。そこに疑問を持ち、吟味し、分析し、自分なりの真実を探しても良い。 大切なのは、自分が世界と関わる中で何に心を動かされ、何をもって感

    氷の化石と水晶と - 森のなかの標本室
    slowstudy
    slowstudy 2018/03/30