東京都は28日、来年11月に豊洲新市場(江東区)と同時開場予定の集客施設「千客万来施設」の建設・運営を担当してきた大手すしチェーンが撤退したと発表した。 2社で担当する予定だったが、もう1社の「大和ハウス工業」(大阪市)も撤退を決めており、計画は白紙になった。都は事業者を再募集する。 都によると、28日に撤退の意向を伝えてきたのは、「すしざんまい」を展開する「喜代村」(中央区)。同社は借地料の減免などを求めてきたが、都は募集条件に反することなどを理由に応じなかったという。 同社の広報担当者は「29日に記者会見を開く」とだけ説明し、撤退の理由を明らかにしていない。