児童ポルノ「単純所持」禁止 全国から賛否続々 宮城県が児童ポルノの「単純所持」を禁止する条例の制定を検討していることに対し、賛否の声が全国から県に寄せられている。14日までに届いた意見は51件で、大半は規制強化に反対する内容。県議会には条例化しないよう求める陳情書2件が提出された。 県環境生活部によると、意見は県内からが13件、県外からは33件で、5件は不明。単純所持の禁止に賛成は5件にとどまり、反対が37件に上る。性描写があるアニメや漫画の規制に関する意見もあった。 反対派は「犯罪抑止につながるのか」と実効性を疑問視し、児童ポルノ画像が迷惑メールで送り付けられた場合などを念頭に「冤罪(えんざい)につながる」と懸念。賛成派は「(児童ポルノ画像などは)児童虐待の犯罪行為が写っている。広まるのはいかがなものか」と指摘する。 県は規制対象となる児童ポルノについて「子どもの実写が基本。アニメ