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2016年12月17日のブックマーク (1件)

  • 中日春秋:中日春秋(朝刊コラム):中日新聞(CHUNICHI Web)

    「積ん読」という言葉は、世界に誇るべき日語らしい。オックスフォード大学出版局は、「愛書家が知っておくべき十の言葉」の筆頭に、tsundoku(ツンドク)を挙げた ▼買ったを読まないまま、積んでおく。そんな状態をずばりひと言で表す言葉が、英語などにはない。日読書文化が生み出した見事な言葉なのだ ▼だが、胸を張ってばかりもいられない。棚からあふれ、廊下や枕元などで山となったに、自己嫌悪さえ覚えるのに、その山は確実に成長し続ける。そういう「積ん読病」患者にお薦めなのが、若松英輔さんの近著『言葉の贈り物』だ ▼若松さんのお父さんも大変な愛書家で、晩年に目を悪くして満足に読めなくなっても、買い続けた。どう見ても無駄である。父の「積ん読病」を若松さんが同僚に嘆くと、こう言われたという。「読めないは、読めるより大事なのかもしれない」 ▼<人は、いつか読みたいと願いながら読むことができない

    中日春秋:中日春秋(朝刊コラム):中日新聞(CHUNICHI Web)
    slumbrous
    slumbrous 2016/12/17
    <人は、いつか読みたいと願いながら読むことができない本からも影響を受ける>と、若松さんは書く。<私たちは、読めない本との間にも無言の対話を続けている。それは会い、話したいと願う人にも似て、その存在を遠