同じく花火大会や野外ライブなど多くの人が集まる催し物の開催の判断においても、天候は重大問題だ。ところが気象庁が通常予報を発表するのは、5時・11時・17時の3回。イベント主催者にとっての開催可否判断をする適切なタイミングでの最新予報は、気象庁のホームページや177番では手に入らない。また知りたいのは、その催し物の場所で雨が降るかどうかなのだが、このピンポイントの情報も入手できない。小売企業やイベント管理者だけではない。ほかにも、ダム管理者、建設会社、農家等々、ピンポイントでタイムリーな気象情報を必要としている事業者は多い。 今では誰もが入手できる気象情報。これを使ってウェザーニューズは、収益性の高い事業を拡大し続けている。その鍵として、以下のポイントが指摘できる。 (1)組み合わせる 休日の外出を楽しんでいる人たちが知りたいのは、市町村単位での「降水確率」ではない。知りたいのは、今自分がい