初めて書いた電子書籍のSF小説『Gene Mapper』が、紙の書籍を押しのけ、アマゾンで1位に。スピード感のある文章と緻密な構成の内容もさることながら、執筆から表紙デザイン、広告までをプロ級に一人で行なったということで話題を呼んだ。『Gene Mapper』の成功を機に、文芸誌デビューも果たした作者の藤井太洋氏に、『Gene Mapper』誕生の裏話から、セルフパブリッシング、そして次回作の概要までをうかがった。 『Gene Mapper』 藤井太洋氏が2012年に発表した処女作。進化し続ける科学技術に一石を投じる深いテーマと、スピーディーな文体とストーリーで一躍話題となったSF長編。1月28日までキャンペーン価格300円で購入できる。 【ストーリー】 2014年にインターネットが封鎖され、拡張現実が日常的に使われるようになった2037年。農作物にかわり、遺伝子を操作した“蒸留作物”の外
アルジェリア人質殺害事件での被害者名の問題について、昨日もFacebookで書いた。私の意見を要約すれば、以下のようなこと。 つまり、新聞記者は『一人の人生を記録し、ともに悲しみ、ともに泣くため』などと高邁な理想で被害者の実名報道の重要性を語るけれども、実際にやってるのはメディアスクラムで遺族を追いかけ回しているだけ。つまり新聞記者の側は、「理想とすべき報道理念」を語っているけれども、遺族取材を批判する人たちは「現実の報道の姿勢」を問題にしているということ。 この乖離を埋める努力をしない限り、新聞記者の理念などだれにも理解されないよ、ということを書いたのだった。 しかしこの乖離を(たぶん無意識のうちにだと思うけれども)回避させている意見が、今日にいたってもあいかわらずマスメディアの側に目立っている。 たとえばカバの人が語るイメージ先行のメディア批判とメディアの説明責任というTogetter
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