来年度から県立高1年生全員を対象に学習用タブレット端末を導入する佐賀県教育委員会が、導入機種にウィンドウズ8搭載機を選定したことが4日、分かった。教諭が使う端末から生徒の端末にロックをかけられる制御機能や、公務パソコンとの互換性の高さを評価した。県単位でタブレット端末を導入するのは全国初で、台数は教諭分を含めて約7千台。端末の購入費は生徒負担になる見通しで、県教委は助成を検討する。 ICT(情報通信技術)教育の進展に伴い、将来的に全国で端末導入が進むとみられ、県教委の選定は教育関係者や教材メーカーなどから注目を集めていた。今後、他の自治体の機種選定や学習端末市場にも影響を与えそうだ。 県教育情報化推進室によると、ウィンドウズ8機とiPad(アイパッド)に絞り込んで選定を進めてきた。iPadを3校、ウィンドウズ8機を2校で試験導入。大学教授ら6人による選定検討委員会も設け、意見を求めた。 ウ