本読みピープルの悩みは、次から次へと読みたい本が出現し、「欲しい本のリスト」と、「ついつい買ってしまった本の山」が増殖しつづけること。そして、本読みピープルの悲しみは、「それらをすべて読む時間なんかない」という人生の短さに、わりと早い段階から気づかざるを得ないこと、です。 本というものは、そこから得られる快楽と引き換えに、「時間」を必ず要求してきます。たとえば映画のように「2時間あれば終了」と所要時間を測定することができず、読了するのに10時間とか1ヶ月とか、平気でかかってしまったりする。 でも、本を読むひとは絶対知ってるはずなんですよね。本から得られるものは、本以外からは絶対に得られない、ということが。だから、飲み会やデートやショッピングや美容院の時間を削ってまでも、本読みに時間を費やすことになり、そしてリアルがどんどんどんどん遠のいていく……ということになります(しかし、「よく考えたら
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