新型コロナウイルスの緊急経済対策として1人当たり10万円を配る「特別定額給付金」の給付が、一部の自治体で始まった。京都市はオンライン申請の受け付けを今月中旬にも始める予定だが、郵送による申請受付や給付の開始時期は見通せない。システム開発や作業場の確保に時間がかかっており、市は「ゴールデンウイーク明けにはめどを示したい」としている。 【写真】10万円給付、5月中は29市 給付金を受けるには、市町村から郵送される申請書に口座番号などを記入して返送するか、マイナンバーカードを使ってオンラインで申請するかの二つの方法がある。申請者は原則世帯主で、口座には家族分がまとめて振り込まれる。給付開始時期は自治体で異なり、人口規模の小さい自治体では国の補正予算が成立した先月30日から給付が始まっている。 人口146万人の京都市は、郵送申請や給付の開始時期が未定だ。市によると、給付には住民基本台帳のデータ抽出
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