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タイトルで完結。 大至急速くしなくてはいけないSQLが一個あった。朝から久々にクエリチューニングに時間をつぎ込み、他人が作ったねじくれSQLを徹底的に分解して、まあまあ満足のいくパフォーマンスが出た辺りで、別件でユーザー側と連絡をとった。 そのついでに、速くしたクエリを使っているシステムについて、挙動の様子を聞いてみた。ふふーん今回は自信作だぞ、とか思っていたら。 「ああ、そういえば今は普通に動いてますね」 おいこら、応答速度で200倍くらいになってる筈だぞ。普通って何だ、普通って。俺涙目。 ああ、何と言うことか。彼らには、「問題がないこと」と「凄く順調であること」の区別がつかないのだ。応答速度に3秒かかれば大騒ぎをするのに、それが0.01秒になっても気付きもしないのだ。後者にどれだけのコストがつぎ込まれているのか、想像が出来ないのだ。 アラン・チューリングよ、彼らを許し給え。 思うに、我
今年に入って読んだマンガの中で、いや、すべての本の中でも、ピカイチのインパクトを持つ傑作。刊行は20年前の本だが、Amazonを見ると、幸い、まだ手に入る。わたし自身は鎌倉・六地蔵近くの古書店で見かけて、即刻購入した(古本だが美本だった)。著者が千利休に取り組んでいるという話は、昔の短編集のあとがきで読んでいたのだが、本当に出したのかどうか、実は知らなかったのだ。 本書は、『美』に関する本である。「 私が生きた戦国時代は、自分の才覚で、身分という宿命からさえも、自由になれた時代だ。私は私の美意識にしたがうことにした」と、表紙にある。主人公・千利休が冒頭のエピソードで語る言葉だが、本書全体を通したテーマだ。では、彼の美意識とは、そして美とは、いったい何なのか? 恥ずかしながら、わたしは茶の湯については、全く何も知らない。ティー・セレモニーにも、参加したことが無い。日本の伝統文化を何一つ知らず
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