昨日、リクルートスーツのことを書いたが、それ以外にも、日本の就職の慣習には理解し難いことが多い。 そもそも、なぜ横並びで在学中に就職活動をしなければならないのか? そのような慣習に黙々と従う人だけでなく、そのようなことはイヤだと別の道を行く人の中にも、有為な人材がいる可能性はきわめて高い。 「履歴書に穴が開く」などというわけのわからないことを言う人がいる。日本人は、いつもどこかの組織に「所属」していなければならない、飼い犬なのだろうか? それでは、江戸時代と同じだ。実際、江戸時代はまだ精神性においては続いているのかもしれない。 何度か書いたことがあるが、イギリスにはギャップ・イヤーという慣習があり、高校から大学に行く時に、あるいは大学から就職する時に、しばらくどの組織とも関係なく、一人で旅をしたり、ボランティア活動をしたりする人が多い。たとえば、大学を出てからギャップ・イヤーに入り、しばら