ソフトウェアの脆弱性修正を自動化するシステムを実証してみせる競技会 PCやサーバーだけでなくスマートデバイス、さらにIoTデバイスと、ソフトウェアが稼働するプラットフォームは現在、急速に拡大しており、多種多様なソフトウェアが日々量産されている。それはすなわち、「ソフトウェアに潜む脆弱性」もまた、日々量産されているということだ。 システムを安定稼働させながら、攻撃者に悪用される前に、ソフトウェアの脆弱性を迅速に修正することは急務のセキュリティ課題だ。その解決策の1つとして期待を集めるのが「自動化」である。ソフトウェアのリバースエンジニアリング、脆弱性の発見と検証、パッチ作成、適用まで、すべての工程を完全に自動化することができれば、どんなソフトウェアでも即座に(おそらくは攻撃者に悪用される前に)穴をふさげるはずだ。 これは決して“夢物語”ではない。8月4日、米ラスベガスで、米国防省の研究部門で
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