児童養護施設を舞台にした日本テレビ系のドラマ「明日、ママがいない」の第1話でスポンサーとして画面表示された8社のうち3社が、22日放送の第2話でCM放送を見合わせた。 同日の放送では、スポンサーの画面表示自体もなかった。 このうち、同ドラマのスポンサーを取りやめたキユーピーは「番組内容と視聴者や顧客の反応から判断し、決めた」としている。 同番組では施設に預けられた子どもの描き方などをめぐり、抗議などの動きが出ている。
情報を外部に無断送信してしまうソフトが、1000台以上の自治体のパソコンで使われていた。中国検索大手「百度(バイドゥ)」製の日本語入力ソフト「バイドゥIME」。 その多くは、バンドル商法と呼ばれる無料ソフトとの「抱き合わせ」で配布され、職員らは気づかないままインストールしていたという。専門家からは「大切な住民情報を扱う以上、情報漏えいを防ぐ仕組みが必要ではないか」との声が出ている。 ◆バンドル 調査対象の67自治体中、最多の272台からバイドゥIMEが見つかった横浜市。市の全672課のうち167課、市立学校512校のうち48校にのぼる。「職員の誰もが『入れた覚えはない』と言うのだが……」とIT活用推進課の担当者は首をひねる。 ネット上の無料ソフト配布では、最初のダウンロード画面では一つのソフト名しか書かれていないのに、実際には複数のソフトがセットになっていることが多い。このため、「目的とは
日本の最南端・沖ノ鳥島(東京都小笠原村)の南東約700キロ・メートルの海底に、地下のマントルが露出した世界最大のドーム状の岩塊が存在することが海上保安庁や海洋研究開発機構などの調査でわかった。 通常は直接観察できないマントルを見るための「のぞき窓」として、地球内部の仕組みの解明に役立つと期待されるほか、マントルは有用金属や宝石になる鉱物を含むため、新たな海底資源として注目されている。 岩塊は縦125キロ・メートル、幅55キロ・メートル、高さ(最深部との高低差)約4キロ・メートル。東京都の面積の3倍程度の大きさがある。その巨大さから、まるで海底にいる怪獣のようだとして、海外でも有名な日本の特撮映画から「ゴジラ・メガムリオン(巨大な棒状の岩)」と命名された。 海底の地殻は通常、溶岩が冷えて固まった玄武岩でできているが、ゴジラはマントルの成分であるかんらん岩などでできていた。約1000万~500
6日公表された参院議員(昨年7月改選の121人が対象)の資産等報告書に、議員が保有する株券の一部が記載されていないケースがあった。 国会議員の資産公開では、報告が必要な対象を「上場企業の株券」などと限定しているためで、「全ての株券を報告対象にしないと十分な監視ができない」と、制度の不備を指摘する声も出ている。 外食大手「ワタミ」の創業者で、昨年初当選した渡辺美樹議員(自民)の資産等報告書には、株券の欄にワタミ株の記載がない。 ワタミなどによると、渡辺氏は現在、同社の役職から離れ、同社株も直接は持っていない。ただ、長男が代表取締役を務め、昨年9月現在で、ワタミの発行済み株式の4分の1超を保有する筆頭株主の有限会社「アレーテー」(横浜市)の全ての株を持っており、間接的にはワタミ株を大量に保有する形だ。 ところが、渡辺氏の報告書にはアレーテー株の記載もなかった。1992年の衆参両議長の取り決めで
不摂生な食生活が中年太りにつながる仕組みの一端を解明したと、群馬大などの研究チームが欧州の専門誌に26日発表した。 肥満を抑制する治療薬開発につながる可能性があるという。 体重は脳の視床下部で食欲とエネルギー消費量のバランスを調節して維持されている。研究チームはマウスを使い、視床下部内で加齢とともに減少するたんぱく質「サーチュイン」を増加させたり、マウスに高カロリー食を与えたりして体重の増減を観察した。その結果、サーチュインに体重増加を抑える効果があることが判明。高カロリー食でサーチュインの量や機能が抑制され、体重が増えることも分かったという。 同大の佐々木努・准教授(神経科学)は「加齢によりサーチュインが減る中年が、不摂生に高カロリー食を続けると太りやすいことが確認できた」とし、「サーチュインの仕組みを解明し、加齢や食べ過ぎに伴う肥満の治療法の確立につなげたい」と話している。
東京都の猪瀬直樹知事が辞職する意向を固めた背景には、猪瀬氏を後継に指名した前都知事の石原・日本維新の会共同代表が18日に辞職を促したことがある。 各党は知事選に向け、候補選びに本格的に着手する。 猪瀬氏の進退について、自公両党は「辞職は避けられない」とみていた。 知事を失職させるために都議会で不信任を議決する手段もあるが、知事は辞めずに議会を解散することもできる。都議選は今年6月に行われたばかりで、両党には「1年に2度の選挙は大変だ」との思いもあった。都議会の自民、公明両会派は、百条委員会で猪瀬氏を追及し、偽証容疑で告発して辞職に追い込むシナリオも思い描いていた。 石原氏はこうした情勢を踏まえ、猪瀬氏に決断を迫ったものとみられる。関係者によると、石原氏は18日、猪瀬氏に「もう持たない。晩節を汚すことにならないようにしろ」と伝えた。猪瀬氏は「よくわかりました」と応じたという。
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