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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/foreignpolicy (2)

  • 中国がタイムトラベル禁止令

    中国政府は、このところテレビドラマで人気を集めるあるジャンルの取り締まりを始めた。中国に関するブログ「チャイナ・ハッシュ」の記事を見てみよう。 タイムトラベル物のテレビドラマではたいてい、現代に生きる主人公が何らかの理由、何らかの手段で時空を旅し、古代の中国へたどり着く。そこで彼(または彼女)はさまざまなカルチャーショックを体験するが、少しずつ環境に慣れていき、ついにはその時代の誰かと恋に落ちる。 中国の視聴者がこの手の話が好きなのは間違いない。政府当局の国家ラジオ映画テレビ総局はそれが気に入らないようで、タイムトラベルを扱うドラマの制作停止を命じた。 停止の決定は4月1日のテレビドラマ監督委員会の会合で下されたが、なにもエイプリルフールの悪ふざけというわけではない。ドラマ制作に反対する当局にはもっともな理由がある。 「タイムトラベルはテレビ映画で人気のテーマになりつつある。だがその内容

  • 92年かかったドイツの賠償支払い

    昨日は、第二次大戦でもたらした犠牲を償うため日がいまだに中国に毎年12億ドルの援助をしている不思議について書いた。だが、大昔の戦争のために今も賠償金を支払い続けている国は他にもあった。ABCニュースによると、ドイツは第一次大戦の講和条約である1919年のベルサイユ条約で課された賠償金を支払い続けてきた。今週の日曜、遂にその支払いが終わるという。 東西ドイツ統一の20周年を迎える10月3日は、奇しくも第一次大戦に幕を引く日にもなった。ドイツは敗戦後92年を経て、ようやく賠償金の支払いを終えることになる。 ドイツ政府は、第一次大戦後に戦勝国に要求された莫大な賠償金の支払いに充てるため、24年と30年に外国で国債を発行した。今度の日曜にはその最後の利払いが終わる。 巨額の賠償負担は20年代にドイツ経済を破綻に追い込み、ベルサイユ条約に対するドイツ国民の怒りにつけ込んでナチスが台頭した。 借金の

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