テレビ番組の登場キャラクターのコスプレ衣装を無断で作製して販売したとして、広島県警は25日、著作権法違反の疑いで、同県熊野町、衣料品販売会社役員、加藤伸枝容疑者(39)を逮捕した。 逮捕容疑は3月15日~4月17日、インターネットに開設したコスプレ衣装専門店で、「海賊戦隊ゴーカイジャー」のキャラクターが着用するジャケット4点を著作権を持つ東映の許可を得ずに作製し、約3万2千円で販売した疑い。 県警によると、衣装は客から注文を受けた後、中国の工場に発注し、製造させていた。昨年7月に東映が県警に相談していた。 加藤容疑者らは平成20年12月~今年4月、コスプレ衣装のネットショップを6店舗開き、アニメやアイドルなどの衣装を4千点以上出品。正規品であれば数万円する衣装を数千円~1万円程度で販売していた。売り上げは約3億円にのぼるとみられる。