太平洋の放射性物質 濃度予測 6月24日 19時39分 東京電力福島第一原子力発電所から流れ出た放射性物質が太平洋にどのように広がるか、文部科学省などがコンピューターを使って予測し、1年後には原発から4000キロほど東の海域に到達するものの、濃度は国の基準の3000分の1程度に薄まると予測しています。 文部科学省などは、放射性物質の拡散を予測するシステムを使って福島第一原発の事故で海に流れ出た放射性のセシウム137が太平洋に広がる様子をコンピューターで予測しました。画像では、太平洋を200キロ四方の範囲に分けて、海水の放射性物質の濃度が高くなるにつれて水色から濃い青に色分けされています。シミュレーションの結果、放出された放射性物質は、事故の1年余りあとの来年4月には、福島第一原発から4000キロほど離れた日本の東の海域まで到達すると予測しています。このときの濃度は最も高いところで、1リット