「ゲストハウス」と呼ばれる宿泊施設が、京都市内で相次いで誕生している。増える空き家の有効活用や、近年の外国人観光客の増加による繁忙期の「宿泊施設不足」の解消につながる可能性がある。一方で、無許可で営業するケースや、施設内での男女間のトラブル例もある。 ■京都市内に推計350軒 市によると、市内にはゲストハウスを含む「簡易宿所」が、7月3日現在498軒ある。明確な表示がない施設もあるが、この5年で市が許可した簡易宿所約200軒の大半はゲストハウスだ。魅力を紹介するホームページ「京都ゲストハウス総合案内所」を運営する吉田祐次さん(34)=東山区=は、市内での登場は2000年ごろとし、総数を約350軒と推計する。 目立つのは町家を改修するケースだ。都市計画法などにより、簡易宿所を営業できない地域はあるが、比較的少ない資本で短期間にオープンできるのが特徴という。吉田さんのホームページでも登録