拙作OpenTsiokovskyはロケットの軌道計算をするためのオープンソースソフトウェアです。 OpenTsiolkovskyは(v0.1では)3段ロケットの地球低軌道までのロケット軌道計算が出来ます。試しに話題性としても良い、北朝鮮の衛星打ち上げロケットの軌道計算をしてみます。公開されている情報が正しいのかの検証にちょっとは役立つかも。 前置き 北朝鮮の人工衛星打ち上げはこれまで5回行っているらしい。(Wikipedia情報) 1回目が1998年にテポドン1号(正式名称:白頭山1号)。東側に打ち上げて、日本上空を飛んだ。北朝鮮は自称では打ち上げ成功と言っているが、NORADが人工衛星では無いと宣言しているので失敗。 2回目が2009年に通称テポドン2号(正式名称;銀河2号、英語名:Unha-2)これも東側に打ったことから日本が大反発。北朝鮮のロケット打ち上げを大問題として、「事実上の弾