3月10日、東京スター銀行に対する投資ファンド、アドバンテッジ・パートナーズ(AP)の株式公開買付(TOB)が7日成立した。写真は昨年5月、東京で撮影(2008年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 10日 ロイター] 東京スター銀行8384.Tに対する投資ファンド、アドバンテッジ・パートナーズ(AP)の株式公開買付(TOB)が7日成立した。これにより、東京スター銀は今夏にも上場廃止になる。 2005年の上場以来、市場で取引されていた期間はわずか3年弱。市場関係者からは、今回のディールについてファンドによる企業転がしで、市場のモラルに反するのではないかとの指摘も出ている。 <上場廃止か否かは、ファンドの都合> 「法令的には問題はない。しかし、モラルの問題は残る」――。金融庁幹部は、今回の上場廃止の経緯をこう評価する。 同銀の筆頭株主は、米投資ファンドのローンスター。破たんした