てっとぽ、てっとぽ、とてぽっぽ。 色づき始めたミカンのしたを、だいだい色の猫がゆく。 茶色く染まった草をかきわけ、緑のやわ草踏みしめて。 黄色いセイタカアワダチソウと、パリパリ乾いたヨモギ草。 奥にこんもり埋もれているのは、たっぷり実の生るキウイだ。 てっぽこ、てっぽこ、ぽてとっと。 ここまで歩いてきたけれど、ここから先は行き止まり。 はてさて一体どうしよう。困り顔して立ち止まる。 キウイの葉っぱの間には、赤い実つやつや光ってる。 キウイのツルにカラスウリ。不思議なこともあるもんだ。 ※注:かき分ければ、中に本物のキウイフルーツがいます。 ざっざか、ざっざか、がっさがさ。 負けるな、進め。猫たちよ。 秋も終わりのこの季節。ヤブ蚊もいないぞ、へっちゃらだ。 タイガーアイかゴールドストーン。はたまたブラウンムーンストーン。 くるくる絡むツル草に、ころころこぼれる小さな実。 ヘクソカズラよ、早乙
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