「週刊文春」7月2日発売号が報じた、 電通が幽霊法人トップに1000万円を“還流”していた疑惑 をめぐって、電通が支払い契約の“隠蔽工作”を行っていた疑いがあることが、「週刊文春」の取材でわかった。今年6月、電通側から幽霊法人トップである赤池学氏に対し、支払い名目から「代表理事」の表記を外す旨を事後的に打診していた。 【画像】1000万円の支払いを裏付ける“請求書” 電通の“トンネル法人”として批判を浴びた「サービスデザイン推進協議会(サ協)」と「環境共創イニシアチブ(SII)」。SIIの現・代表理事である赤池学氏は、サ協の代表理事も設立時から2年間務めていた。 「電通は赤池氏とコンサル契約を結び、トンネル法人の代表理事としての報酬を『国プロジェクト事業開発アドバイザリーフィー』の名目で年間1000万円ほど肩代わりしていました。同氏がサ協の代表を降りてからも、SII代表理事に関して報酬を支