ここ最近、サイバーセキュリティに関する取材を受けると、必ず質問されるのが「リモートワークになってサイバー攻撃の影響はどのように変わったのか」です。これについては統計的、データ的にいえるものはあまり多くなく、リモートワークだからといって特別なことはあまりないようです。 データ観測をしている海外の友人などに聞いても、コロナ以降活動が活発になったという全体的な傾向は見られるとしても、「リモートワークだからこれ」というものは特に見られないというのが多くの意見です。 ただ、リモートワークになってVPNを含むリモートアクセス周りのインシデントや脆弱性は注目されるようになりましたし、家庭内LANでのマルウェア感染などはまだまだ全容が明らかになっていない側面もあります。取材への対応でこういうふわっとした回答をすると、当然のように記事には使われないので、この機会に目に触れるかたちにしておきたいと思い紹介まし