評価:☆☆☆☆☆ 我々が抱いてしまいがちな奇妙な考え、例えば下駄の鼻緒が切れたり、黒猫が前を横切ると不吉なことが起こるというような、現象と結果が合理的には全く結びつかないのに、そこに因果関係があるかのような振舞いは、迷信と呼ばれている。 周りでも、「俺が球場に行くと××チームは絶対に負けるんだ。だから、この大事な試合は絶対見に行かない」といったような類のことを言う人は居るのではないか。スポーツ選手たちも多くの迷信を持っており、必ず決まった動作で一連の儀式を済ませる選手や、勝ちが続いている間は下着や靴下を替えない、なんて話を聞くこともある。 冷静に考えれば、これはおかしな考えだ。靴下を替えないことが勝利に直結するわけが無い。しかし、これらは合理性を欠いてはいても無害であるがゆえ、蔓延しているのだろう。地鎮祭と一緒だ。 私自身の個人的なエピソードだが、子供の頃、コンクリートブロックの敷かれた通