欧州主要国の危機対策、200兆円超える2008年10月14日10時24分印刷ソーシャルブックマーク 【ロンドン=尾形聡彦、稲田清英、パリ=飯竹恒一】欧州主要各国が13日までに打ち出した金融危機対策は、銀行への資本注入と、銀行への政府保証の2本立てで、総額212兆円に達する。前日の12日にパリで開かれたユーロ圏(15カ国)首脳会議が合意した「共同行動計画」に沿っており、各国が矢継ぎ早に具体策を打ち出した。 英国政府は13日、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、HBOS、ロイズTSBの英3大手金融機関に総額370億ポンド(約6兆6千億円)の公的資本注入を行うと発表した。英政府は、RBSの株式の約6割、ロイズTSBとHBOSが経営統合して発足する合併会社の約4割の株式を保有する見通しで、両行は実質的に国有化される。 一方、英バークレイズは同日、65億ポンド(約1兆2千億円)を市場か