自治体のあり方を交流する第16回「全国小さくても輝く自治体フォーラム」が5日、岡山県奈義町で始まりました。6日まで2日間の日程。各地の自治体首長をはじめ約300人が参加しました。 主催者を代表して岡庭一雄長野県阿智村長が開会あいさつし、大震災を経て露呈した「平成の大合併」の弊害を指摘。「あの過酷な状況の中で小さなコミュニティーこそが人の命を守っていた」とのべました。 奈義町は2002年、合併への道を選択しないことを決定。花房昭夫町長は、安心して住み続けられる町を掲げて、独自の地域資源活用などの取り組みを報告しました。 記念講演した食環境ジャーナリストの金丸弘美氏は、TPP(環太平洋連携協定)参加とあわせて進められる農林業などの集約化に言及。イギリスの農家の例を紹介し、集約化に疑問を呈しました。各地の例を報告し「小さくてもいいから景観や特色に合ったものづくりをしている地域には活気が生まれてい