「戦争遺跡を平和のための文化財に!」をテーマに6日、「第15回戦争遺跡保存全国シンポジウム」神奈川県横浜大会が、旧海軍地下壕(ごう)が残る横浜市港北区の慶応大学日吉キャンパスで始まりました。主催は、戦争遺跡保存全国ネットワーク、同大会実行委員会。開会集会には約300人が参加しました。 実行委員会副委員長の姫田光義氏(中央大学名誉教授、旧陸軍登戸研究所の保存を求める市民の会共同代表)が開会あいさつ。「平和な暮らしを守っていくために地域の全体としての文化を発展させる。そのなかに戦争遺跡を位置づけることは、これからの運動では大切」と語りました。 同ネット代表の十菱駿武氏(山梨学院大学教授)は、戦争体験者が減るなかで、戦争の傷痕を残す戦争遺跡を、「平和の語り部」として活用する重要性にふれ、全国各地の戦争遺跡の調査・保存・活用運動や、課題などについて基調報告しました。 慶応大学名誉教授の白井厚氏が、