安政の南海地震(1854年)の時、和歌山県広村(現在の有田郡広川町)の住民の命をすくった濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)の「いなむらの火」の逸話にちなんで、11月5日が「津波防災の日」と制定されました。地元として、恥じない取り組みをしなければなりません。取り組みと今後の課題について報告します。 (1)過去の経験や資料からしっかり学び、準備する。 東海・東南海・南海の3連動巨大地震が起これば、予想される津波の高さはこれまでの2倍を上回るのではないかという予想もでてきています。私は6月県議会で過去の津波の痕跡を研究するよう求めましたが、県は国の予想待ちになっています。 (2)いつ起こってもおかしくない巨大地震、それによる津波に、住民がいかに避難するか。 これまで整備してきた防災無線が、室内にいて聞こえないとか、災害で機能喪失する問題があります。私は6月県議会で戸別受信機の設置を求めました。県は今