アメリカ政府は、イランからの原油の輸入を大幅に削減しているとして、日本をイランの中央銀行と取り引きを続ける外国の金融機関に制裁を科す法律の対象から除外すると発表しました。 アメリカでは、去年末、イランの中央銀行と取り引きを続ける外国の金融機関に対して、アメリカの金融機関との取り引きを禁じる制裁を科すことで、事実上、各国がイラン産の原油を輸入できなくすることを目指した法律を成立させました。これに対して、日本は、原油の10%近くをイランから輸入しており、制裁の対象から除外するよう求めてきました。 クリントン国務長官は、20日、声明を発表し、イランからの原油の輸入を大幅に削減しているとして、日本やフランス、ドイツなど合わせて11か国を制裁の対象から除外すると発表しました。日本を制裁対象から除外したことについて、アメリカ政府高官は電話会見で、「日本は東京電力福島第一原子力発電所の事故があったにもか