冷蔵庫やエアコンの冷媒として使われるガスの一種「代替フロン」の排出規制を強化した「フロン排出抑制法」が、4月から施行される。 オゾン層を破壊する「特定フロン」の代わりとして急速に広まった代替フロンだが、地球温暖化の原因となることが判明したためだ。法施行を受け、「ノンフロン冷媒」の開発や導入がさらに進む見通しだが、課題も多い。 代替フロン規制 さいたま市見沼区のコンビニ「ローソンさいたま大和田二丁目店」。ジュースや弁当などが並ぶショーケースに「ノンフロン」と書かれたシールが貼られている。 「冷媒は二酸化炭素(CO2)を使っています。温室効果は代替フロンの4000分の1。熱効率もよく、省エネにもつながる」。ローソン省エネ・環境推進部担当マネジャーの松谷裕行さん(51)が胸を張る。新しい冷媒の導入で、1店舗当たりの温室効果ガスの年間排出量は、約67トンから約34・5トンに半減したという。 同社が