ここにきて「ビッグデータ」という言葉が巷でよく聞かれるようになった。ビッグデータとは、文字通り「巨大なデータ」という意味であるが、既存データの90%は、この2年以内に生成されたものというから、いかにデータが爆発的に増え続けているのか分かるだろう。いまや世界中で2.5EB(エクサバイト)ものデータが日々生成され、ネットワーク上に飛び交っている状況だ。この莫大な情報をいかにビジネスに活用し、新たなビジネス価値を生み出すのか、今後それが企業競争力の向上の要になる。 ビッグデータの特性を示す3つの“V” そもそもビッグデータとは具体的にどのようなデータのことだろうか? 見解の相違はあるが、各種機器からのセンサによって吐き出されるデータや、金融市場のような連続するデータであったり、ブログ、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアに掲載された投稿、ネット上に保存された高解像度のデジタル