明石家さんまさんが還暦をさかいに一線を退くと宣言し、それを周囲から留意されたことで撤回して、そろそろ7年になろうとしている。ビートたけしさんはこの春に生放送のレギュラー番組を卒業され、タモリさんはロシアのウクライナ侵攻について扱った特番でほぼ無言を貫き、なぜかと雑誌記者に問われると「大した理由はない」「いやいや、(報道は)畑違いで」と答えたそうだ。時代は確実に動いている。超大物たちもまた、それに呼応している。 そして思う。お笑いさんにとって引き際がいかに難しいか、を。 有吉弘行さんが自身の番組でこんなことを語ったことがあるそうだ。「仕事をどこまでやるかだね。60歳でやりたくねぇなってのはあるかな。60歳で出川(哲朗)さんイジってるの嫌だもん」 東野幸治さんも「60歳ぐらいになったら、だんだんと煙たがられたりとか(する)。スタッフとか、出演者も若くなるから、段々と嫌がられるから、(テレビ出演
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