この記事は、私、岩波新書編集長の永沼が、各社の新書編集部を訪ね、編集長のお話をうかがう連載記事です。「新書って、何だろう?」。この疑問について考えていくことが、この連載を始めるにあたっての私の中でのテーマです。編集長の方々のお話をうかがいながら、私なりに追求していきたいと思っています。 第1回として、中公新書編集部を訪ねて、編集長の白戸直人さんにお話を聞きました。一緒にお酒を飲んだり、互いに情報交換をしたり、私にとって白戸さんは、尊敬する編集長の先輩であり、良きライバルです。こうして改まった感じで、しかも会社を訪ねてお会いするのは初めてなのですが、お忙しいなか時間を割いていただいて、お話をうかがってきました。