テンションはオン/オフを使い分ける必要あり モチベーションと違い、テンションは上げ続けることが大事なのではありません。それどころか、むしろテンションは、下げること、オフにすることが大事なのです。モチベーションは精神の問題なので、ずっと高いまま持ち続けてほしいのですが、テンションは体の問題なので、スイッチのオン/オフを使い分けることが必要です。 ここで、私が関わったケースをお話ししましょう。2007年度の全国大学ラグビーで日本一になった、早稲田大学ラグビー部の中竹竜二(なかたけ・りゅうじ)監督のメンタルコーチングをさせていただいた時のケースです。 中竹監督によると、強い相手と試合をしている時は選手のテンションが非常に高いそうです。モチベーションも、もちろん高い。ところが、強豪との対戦が一段落して、相手が格下のチームになった途端、テンションが下がる。それと同時に、モチベーションも一緒に下がって
世間では、何かを成し遂げるにはビジョンや目標が大切だ、とよくいわれます。「5年後、10年後、20年後、どんなビジョンを持っているの?」「目標は何?」と聞かれることも多いですね。 「まず目標から発想して、今、何をするかを考えるのがいい。だから人生でも仕事でも目標を決めろ」という人がいますし、もちろん、この方法で大成功している人もいます。私が留学していた頃の米国でも、盛んにビジョンだ、目標だといわれていました。 ところが、日本に戻ってコーチングの仕事を始めてみると、なかなかビジョンを引き出すことができない。そしてそれを、私の引き出し方が下手だからとか、日本人がアメリカ人に劣っているのではないか……という風に考えたこともありました。 それは本当でしょうか? 実は日本人が劣っているのではないのです。ただ、ビジョンや目標を決めるとやる気が出る人と、自分らしさや価値観を日々満たしていく方がやる気が出る
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