4グループに集約 地域貢献機能も明確に 大阪府の橋下徹知事が抜本的な経営見直しを指示している府立大(堺市)が、2011年度にも現行の文系、理系計7学部を、理工系を中心にした4グループに再編する改革素案をまとめたことがわかった。総合大学から理工系大学に転換し、大学の競争力を強化する狙いだ。11月にも橋下知事に正式提示する。 素案では、工学、生命環境科学、理、経済、人間社会、看護、総合リハビリテーションの7学部を廃止。学部・学科制を撤廃し、理工系、生命環境系、健康保健系、現代システム科学系を新設する。 また、自治体への政策提言などを行う「地域貢献センター」や、社会人などを対象にした「生涯教育センター」などを新設し、橋下知事が求めていた公立大としての地元貢献を目指す。 経営面では、府職員約180人の派遣を廃止し、経営を合理化。年108億円に上る府からの運営費交付金を約90億円に削減する。 ただ、