今日は、このエントリーに、私が今まで潜在意識の中でモヤモヤさせてきたものを一気に吐き出し、皆さんの意見を仰ぎたいと思います。その契機になったのが、城繁幸さんの『3年で辞めた若者はどこへ行ったのかーアウトサイダーの時代』を読んだことでした。自分の中だけで考えるよりも、ブログに文章を書くことで何らかのインスピレーションが得られるのではないかと考えました。 『世間とは何か』という本で有名な、阿部謹也さんをご存知でしょうか?阿部さんは、上記の本で日本には西欧風個人というものは存在しておらず、ただ世間があるだけだと喝破しました。明治以来、学校教育に西欧風教育が導入されたものの、それは、日本には存在していない西欧風個人があたかも実在しているかの如き建前の教育であり、本音は世間にあったのですよ、と言う訳です。 わかりやすい例を挙げると、学校では「個人個人思い思いの夢を持ちなさい。」と教育されるものの、実